冬は気温が低く、切り花が比較的長持ちしやすい季節です。
しかし、室内の暖房による“乾燥”という大きな落とし穴も…。
気が付くとお花がしおれてしまったり、花びらの縁がカサついてしまうことも珍しくありません。
今回は、ご自宅でもできる 「冬の切り花を暖房から守る乾燥対策」 をお伝えします。
暖房の乾燥はなぜ花に良くないの?
冬の暖房(エアコン・ヒーター・ストーブ)は、
・空気が乾燥する
・風が直接当たりやすい
という2つの理由で切り花の水分が奪われやすくなります。
植物は茎から水を吸い上げ、花びらや葉から蒸散していますが、乾燥した空気はその蒸散を急激に早めてしまいます。
その結果、水の吸い上げが追いつかずにしおれるという状態が起こりやすくなってしまうのです。
すぐにできる!冬の切り花の乾燥対策
1. 暖房の風が直接当たらない場所へ
エアコンの吹き出し口近くは避け、風の通り道にならない場所へ飾るのが基本です。
少し場所を変えるだけで花もちがぐんと変わります。
2. 室内の湿度を 40〜60% に保つ
加湿器があればベストですが、
・洗濯物を部屋干しする
・水を張った器を置く
など簡易的な方法でも湿度は上がります。
湿度が上がると花びらの乾燥が抑えられます。
3. 水替えはこまめに、茎を少し切る
冬は水が腐りにくい季節ですが、暖房で水温が上がると雑菌が増えやすくなります。
1〜2日に一度の水替え、その際に 茎を1cmほど切り戻す(切り口を新しくする) と水の吸い上げが良くなります。
4. 花瓶の水は少なめが◎
冬は水が冷たいので吸い上げも十分。
水を少なめにすると茎が腐りにくくなり、花もちが良くなります。
5. 夜は少し冷える場所へ移動
人がいない夜の時間は、
暖房が効きすぎない玄関や廊下などへ移動するとお花への負担が減ります。
(※極端に寒い場所・冷気が当たる窓際は避けてください)
種類別の注意ポイント
● バラ・ガーベラなど繊細な花
乾燥に弱いので暖房から一番離れた場所に。
花びらがパリつきやすいので湿度が大切。
● ストック・スイートピーなど香りのある花
乾燥すると香りが飛びやすいので、少し湿度の高い場所がベスト。
● 枝物(南天・ユーカリなど)
比較的強いですが、暖房風に当たると葉が丸まることがあります。
【まとめ】
冬は切り花が長持ちする嬉しい季節ですが、
暖房の“乾燥”と“風”だけは要注意。
・風を避ける
・湿度を上げる
・水替えと切り戻し
この3つを意識するだけで、お花は見違えるほど元気に保てます。
お部屋で過ごす時間が増える冬こそ、
ぜひ切り花を長く楽しんでみてくださいね。
